I. 結核から見た日本 - 結核問題, 結核対策から日本の社会, 保健医療のあり方を考える

シンポジスト: 1. 高齢者の現状と問題点 重藤えり子(国立病院機構東広島医療センター) 2. 外国人の結核への新たな取り組みとしての通訳派遣制度 沢田貴志(シェア=国際保健協力市民の会) 3. ホームレス問題から見た結核とその解決 - 保健所との連携と民間支援団体の試みを例に 金沢貞子(新宿連絡会・医療班) 4. 服薬支援(DOTS)から学ぶ - 寄り添うケアをめざして 有馬和代(大阪市保健所感染症対策課) 5. 当事者の視点 - 結核になって良かった 前田邦義(ひまわりの会) コメント: 公衆衛生の流れを変える結核対策 高鳥毛敏雄(関西大学社会安全学部) 社会病である結核は, 特に社会の様...

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Published in結核 Vol. 87; no. 4; pp. 367 - 381
Main Authors 石川信克, 長山直弘
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本結核病学会 15.04.2012
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Summary:シンポジスト: 1. 高齢者の現状と問題点 重藤えり子(国立病院機構東広島医療センター) 2. 外国人の結核への新たな取り組みとしての通訳派遣制度 沢田貴志(シェア=国際保健協力市民の会) 3. ホームレス問題から見た結核とその解決 - 保健所との連携と民間支援団体の試みを例に 金沢貞子(新宿連絡会・医療班) 4. 服薬支援(DOTS)から学ぶ - 寄り添うケアをめざして 有馬和代(大阪市保健所感染症対策課) 5. 当事者の視点 - 結核になって良かった 前田邦義(ひまわりの会) コメント: 公衆衛生の流れを変える結核対策 高鳥毛敏雄(関西大学社会安全学部) 社会病である結核は, 特に社会の様相を反映し, 社会的弱者を直撃する. 日本の結核は, 先進諸国に見られるように外国人, 生活困窮者の割合が増えつつあるとともに, 高齢者の割合が圧倒的に多いことが世界的な特色である.
ISSN:0022-9776