停留精巣の諸問題

「I はじめに」第53回本会 (福岡) で「水腎症・VUR診療手引き2016 日本小児泌尿器科学会からの提言」として小児泌尿器科学会の成果を取り上げていただき, 第54回 (仙台) でも「VURの諸問題」として小児泌尿器科学会会員に発表の機会をいただいた. そして今回は小児泌尿器科学会会員でもある窪田会長の提案で, 小児泌尿器疾患のなかでも, 最も頻度や関心が非常に高い「停留精巣」を取り上げていただいた. 停留精巣の基礎研究から臨床研究, そして診療の問題点について, 現在日本の停留精巣の分野を牽引している先生方に発表いただいた. 「II 講演要旨」1.「停留精巣の基礎的研究 : ラットを用い...

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Published in日本小児外科学会雑誌 Vol. 55; no. 1; pp. 26 - 28
Main Authors 林祐太郎, 河野美幸
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本小児外科学会 20.02.2019
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ISSN0288-609X

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Summary:「I はじめに」第53回本会 (福岡) で「水腎症・VUR診療手引き2016 日本小児泌尿器科学会からの提言」として小児泌尿器科学会の成果を取り上げていただき, 第54回 (仙台) でも「VURの諸問題」として小児泌尿器科学会会員に発表の機会をいただいた. そして今回は小児泌尿器科学会会員でもある窪田会長の提案で, 小児泌尿器疾患のなかでも, 最も頻度や関心が非常に高い「停留精巣」を取り上げていただいた. 停留精巣の基礎研究から臨床研究, そして診療の問題点について, 現在日本の停留精巣の分野を牽引している先生方に発表いただいた. 「II 講演要旨」1.「停留精巣の基礎的研究 : ラットを用いた停留精巣発生機序の解明」生野 猛 (国立病院機構小倉医療センター小児外科) 先天性停留精巣の発生頻度は近年増加傾向にあるが, その要因についてはいまだ論議が続いている.
ISSN:0288-609X