日本小児外科学会のめざすもの

「Iはじめに」日本小児外科学会は1963年に設立され, 長い歴史と大きな業績を刻んできた. 現在, 本学会を取り巻く社会情勢は大きく変化し, 今後の学会の在り方が大きく問われている. 理事長として会員の皆様にこれらの問題を明らかにし, また学会執行部として理事会でどのような議論が進められ, どのような方向性が目指されているのかを, この機会にご報告して, ご理解を頂きたいと考えている. 「II学会形体の在り方」「1学会員数の減少と領域別構成の変化」本学会の会員数はかつて3,000名余であったものが, 現在は2,300名を割り込み, 右肩下がりの会員数減少が続いている. 学会にとって, 会員から...

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Published in日本小児外科学会雑誌 Vol. 54; no. 1; pp. 1 - 3
Main Author 黒田達夫
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本小児外科学会 20.02.2018
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ISSN0288-609X

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Summary:「Iはじめに」日本小児外科学会は1963年に設立され, 長い歴史と大きな業績を刻んできた. 現在, 本学会を取り巻く社会情勢は大きく変化し, 今後の学会の在り方が大きく問われている. 理事長として会員の皆様にこれらの問題を明らかにし, また学会執行部として理事会でどのような議論が進められ, どのような方向性が目指されているのかを, この機会にご報告して, ご理解を頂きたいと考えている. 「II学会形体の在り方」「1学会員数の減少と領域別構成の変化」本学会の会員数はかつて3,000名余であったものが, 現在は2,300名を割り込み, 右肩下がりの会員数減少が続いている. 学会にとって, 会員からの会費収入は収入全体の大きな部分を閉め, 会員数の減少は直接学会の財政基盤を揺るがす. この会関連領域の会員の減少が指摘されている, 1例を挙げれば以前の本学会学術集会では小児心臓外科領域で独立したセッションが企画され, 学術集会長も定期的に小児心臓外科領域から選出されるように学会運営がなされていた.
ISSN:0288-609X