周術期口腔機能管理のこれから - 県指定がん診療連携拠点病院 (地域中核病院) 歯科の立場から
「要旨」:周術期口腔機能管理が平成24年に保険導入され全国で取り組まれるようになったが, 一部の歯科診療所を除きその多くが病院歯科にとどまり, いまだ十分とは言えない. 地域で幅広く行うには, がん診療病院と歯科診療所の連携体制を確立することが重要である. また, 退院後も口腔管理を継続していくことが大切で, 特に質の高い口腔管理を行うためには, 歯科衛生士間の連携も重要である. 今後は, がん患者にとどまらず, 全ての地域住民の健康福祉に大きく貢献できるようこれからの施策を考えていく必要がある....
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Published in | 日本口腔腫瘍学会誌 Vol. 30; no. 3; pp. 98 - 105 |
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Main Authors | , , , , , , , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本口腔腫瘍学会
15.09.2018
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ISSN | 0915-5988 |
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Summary: | 「要旨」:周術期口腔機能管理が平成24年に保険導入され全国で取り組まれるようになったが, 一部の歯科診療所を除きその多くが病院歯科にとどまり, いまだ十分とは言えない. 地域で幅広く行うには, がん診療病院と歯科診療所の連携体制を確立することが重要である. また, 退院後も口腔管理を継続していくことが大切で, 特に質の高い口腔管理を行うためには, 歯科衛生士間の連携も重要である. 今後は, がん患者にとどまらず, 全ての地域住民の健康福祉に大きく貢献できるようこれからの施策を考えていく必要がある. |
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ISSN: | 0915-5988 |