1.「通」に密かな人気の国際口腔癌会議(ICOOC)(第10回大会:ギリシャ・クレタ島)

国際口腔癌会議(International Congress of Oral Cancer:ICOOC)は発表内容としては本学会と最も身近な国際学会であるにもかかわらず, 意外に日本からの参加者は少ない. しかし. 演題数は400~500にものぼって充実しており, いわば通(つう)に密かな人気となっている. 95年の第4回大会には朝日大学の森昌彦教授により大垣市で開催され, 今回のギリシャ・クレタ島での開催で第10回の節日となったので改めて紹介する. 「1. 発足の経緯(Varma先生からのメール)」私は1989年のニューデリーでの第1回大会に参加しており, 発足までの経緯に関心があったので創...

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Published in日本口腔腫瘍学会誌 Vol. 17; no. 3; pp. 209 - 212
Main Author 山本悦秀
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本口腔腫瘍学会 2005
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Summary:国際口腔癌会議(International Congress of Oral Cancer:ICOOC)は発表内容としては本学会と最も身近な国際学会であるにもかかわらず, 意外に日本からの参加者は少ない. しかし. 演題数は400~500にものぼって充実しており, いわば通(つう)に密かな人気となっている. 95年の第4回大会には朝日大学の森昌彦教授により大垣市で開催され, 今回のギリシャ・クレタ島での開催で第10回の節日となったので改めて紹介する. 「1. 発足の経緯(Varma先生からのメール)」私は1989年のニューデリーでの第1回大会に参加しており, 発足までの経緯に関心があったので創設に中心的に関わられたインドのVarma先生にお願いしてE-mailにて送信していただいた. 以下, 原文のまま主要な部分を抜粋して掲載する. 1)設立準備:In 1987 the idea of creating a group and holding a meeting dedicated only to Oral Cancers took shape during discussion held after the 1987 Indo-Russian GIT Tumors meeting in Banglore India between Major General Avnish K. Varma (Honorary Surgeon to the President of India) in consultation with Prof. Sol Silverman (Chief of Oral Medicine, University of San Francisco, USA).
ISSN:0915-5988