胆膵疾患における診断の最前線
近年, 膵癌も胆道癌も増加傾向にあるが進行癌で発見されることが多く, 進行癌の生命予後は極めて悪いことが知られている. 膵癌においても胆道癌においても早期発見による生命予後の改善が急務である. 胆膵領域は近年, 内視鏡治療における革新が目覚ましく種々の新規技術が開発され注目を集めているが, 膵癌, 胆道癌の早期診断への期待が高まる中, 内視鏡診断においても大きな変革期を迎えている. 本セッションではこのような背景をもとに, 胆膵疾患における新規技術に関する研究成果および, また既存の技術を応用した新たな工夫など日常診療での各施設における取り組みを募集した. 多くの施設から多岐にわたる発表を応募...
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Published in | Progress of Digestive Endoscopy(2001年から) Vol. 102; no. 1; pp. 15 - 16 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本消化器内視鏡学会関東支部会
23.06.2023
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Summary: | 近年, 膵癌も胆道癌も増加傾向にあるが進行癌で発見されることが多く, 進行癌の生命予後は極めて悪いことが知られている. 膵癌においても胆道癌においても早期発見による生命予後の改善が急務である. 胆膵領域は近年, 内視鏡治療における革新が目覚ましく種々の新規技術が開発され注目を集めているが, 膵癌, 胆道癌の早期診断への期待が高まる中, 内視鏡診断においても大きな変革期を迎えている. 本セッションではこのような背景をもとに, 胆膵疾患における新規技術に関する研究成果および, また既存の技術を応用した新たな工夫など日常診療での各施設における取り組みを募集した. 多くの施設から多岐にわたる発表を応募いただき, まずはここで演題を応募していただいたみなさまに感謝申し上げたい. たくさんいただいた応募の中から超音波内視鏡の観察における新規知見を4演題, 超音波内視鏡ガイド下穿刺生検における話題を3演題, 胆管狭窄の診断デバイスについて1題と経口膵管鏡の1演題を取り上げさせていただいた. |
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ISSN: | 1348-9844 |