日常診療に役立つ拡大併用画像強調観察の進歩
Image enhanced endoscopy(IEE)は日常臨床ですでに一般化されている観察法であり, (1)病変の拾い上げ (2)腫瘍・非腫瘍の鑑別 (3)癌の深達度診断 (4)炎症性疾患の診断など多岐にわたる. 新たな工夫や最新の知見に加えAI(artificial intelligence)を用いた診断なども含めた将来展望に関する発表に関して幅広く計10演題動画を用いて発表いただいた. 今回はコメンテーターとして東京慈恵会医科大学内視鏡医学講座 土橋昭先生, 東京医科大学消化器内科 福澤誠克先生の両名をお迎えして活発な議論が行われた. 前半の司会を斎藤豊が担当し, 後半を井上晴洋が担...
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Published in | Progress of Digestive Endoscopy(2001年から) Vol. 98; no. 1; pp. 4 - 5 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本消化器内視鏡学会関東支部会
30.06.2021
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Summary: | Image enhanced endoscopy(IEE)は日常臨床ですでに一般化されている観察法であり, (1)病変の拾い上げ (2)腫瘍・非腫瘍の鑑別 (3)癌の深達度診断 (4)炎症性疾患の診断など多岐にわたる. 新たな工夫や最新の知見に加えAI(artificial intelligence)を用いた診断なども含めた将来展望に関する発表に関して幅広く計10演題動画を用いて発表いただいた. 今回はコメンテーターとして東京慈恵会医科大学内視鏡医学講座 土橋昭先生, 東京医科大学消化器内科 福澤誠克先生の両名をお迎えして活発な議論が行われた. 前半の司会を斎藤豊が担当し, 後半を井上晴洋が担当した. VS2-01. NTT東日本関東病院 木本義明らが超拡大内視鏡(Endocytoscopy system)による咽頭病変診断の有用性について発表した. 通常鎮静下でも染色は安全に可能か?という質問に対して, 部位によっては慎重な滴下撒布が可能だが, やはり基本, 全身麻酔下でないと難しいという議論があった. |
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ISSN: | 1348-9844 |