本学会会員施設における低線量CT肺がん検診の実施状況に関する調査報告書 - 第3回調査報告

「過去における経過と今回調査の目的」平成20年11月に本学会会員514施設に「低線量CT肺がん検診」に関するアンケート調査を実施し, 267施設(回収率51.9%)から回答を得た結果, 被曝線量を減らした低線量CT肺がん検診の普及率が30%弱と極めて低い事実が明らかになり, 斯界に強い衝撃を与えた. 平成22年度において本学会学術委員会(山門實委員長, 当時)の下に「低線量CT肺がん検診推進小委員会」が設けられ, 初年度事業として「なぜ低線量CT検診が普及しないのか」, その理由を探るために第2回アンケート調査を実施した. 第2回調査においては, 全国531施設にアンケートを発送し, 312施...

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Published in人間ドック Vol. 33; no. 5; pp. 739 - 750
Main Authors 学術委員会 低線量CT肺がん検診推進委員会, 瀧澤弘隆, 丸山雄一郎, 笹森斉, 長尾啓一, 畠山雅行, 岩男泰, 伊藤千賀子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本人間ドック学会 2018
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ISSN1880-1021

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Summary:「過去における経過と今回調査の目的」平成20年11月に本学会会員514施設に「低線量CT肺がん検診」に関するアンケート調査を実施し, 267施設(回収率51.9%)から回答を得た結果, 被曝線量を減らした低線量CT肺がん検診の普及率が30%弱と極めて低い事実が明らかになり, 斯界に強い衝撃を与えた. 平成22年度において本学会学術委員会(山門實委員長, 当時)の下に「低線量CT肺がん検診推進小委員会」が設けられ, 初年度事業として「なぜ低線量CT検診が普及しないのか」, その理由を探るために第2回アンケート調査を実施した. 第2回調査においては, 全国531施設にアンケートを発送し, 312施設(58.8%)から回答を得た. そのうち有効回答施設は300施設となり, アンケート送付施設数, 回答施設数, 回答率ともに第1回調査時を上回った.
ISSN:1880-1021