総合健診指導士・業務管理士のあり方と本制度のこれからについて - 多相連携の意義

本学会は, 1973年の発足当時, AMHTS (Automated Multiphasic Health Testing and Services)の名称で始まった. Multiphasicとは「多相」の意味である. そのねらいは, 多種類の健診検査を実施して健康状態を多角的・総合的にとらえ, 多種専門スタッフの連携によって効果的な予防医療に役立てようとする意図があった. 今日のチーム予防医療の始まりと考えられる. チーム医療については, 近年, 厚生労働省が「チーム医療推進会議」を平成22年に立ち上げ, ワーキンググループの検討を重ねて, 基本的な考え方を提示している. 総合健診にこれを当...

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Published in総合健診 Vol. 43; no. 2; pp. 333 - 334
Main Author 加瀬澤信彦
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本総合健診医学会 10.03.2016
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ISSN1347-0086

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Summary:本学会は, 1973年の発足当時, AMHTS (Automated Multiphasic Health Testing and Services)の名称で始まった. Multiphasicとは「多相」の意味である. そのねらいは, 多種類の健診検査を実施して健康状態を多角的・総合的にとらえ, 多種専門スタッフの連携によって効果的な予防医療に役立てようとする意図があった. 今日のチーム予防医療の始まりと考えられる. チーム医療については, 近年, 厚生労働省が「チーム医療推進会議」を平成22年に立ち上げ, ワーキンググループの検討を重ねて, 基本的な考え方を提示している. 総合健診にこれを当てはめて筆者なりに要約すると, 以下のように整理される.
ISSN:1347-0086