8020運動の全国展開について

1. はじめに 2002年1月に発刊された(財)8020推進財団会誌の創刊号の創刊記念特集「健康づくりと歯科の役割‐8020推進財団に期待する」に, 6人の著者の方々とともに, 日本の健康文化に歯科保健の構築を, と題して寄稿した. そのなかで3つの視点, 1)歯科のはたすべき役割に広がりを 2)国民が必要とする研究事業の推進 3)生活に根づいた精神, 文化の見直しと新たな健康文化の構築をを掲げた. ちなみに, この特集にご寄稿をなさったほかの筆者(役職は当時の特集記事からの引用), 伊藤雅治前厚生労働省医政局長, 大熊由紀子大阪大学大学院教授, 才藤栄一藤田保健大学医学部教授, 井上修二共立...

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Published in口腔衛生学会雑誌 Vol. 55; no. 3; pp. 216 - 217
Main Author 箱崎守男
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本口腔衛生学会 2005
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ISSN0023-2831

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Summary:1. はじめに 2002年1月に発刊された(財)8020推進財団会誌の創刊号の創刊記念特集「健康づくりと歯科の役割‐8020推進財団に期待する」に, 6人の著者の方々とともに, 日本の健康文化に歯科保健の構築を, と題して寄稿した. そのなかで3つの視点, 1)歯科のはたすべき役割に広がりを 2)国民が必要とする研究事業の推進 3)生活に根づいた精神, 文化の見直しと新たな健康文化の構築をを掲げた. ちなみに, この特集にご寄稿をなさったほかの筆者(役職は当時の特集記事からの引用), 伊藤雅治前厚生労働省医政局長, 大熊由紀子大阪大学大学院教授, 才藤栄一藤田保健大学医学部教授, 井上修二共立女子大学家政学部教授, 金沢真雄東京医科大学講師, 辻啓介姫路工業大学環境人間学部教授の記事をみても, 種々のかつ大きな期待が8020推進財団に寄せられていたことがわかる. 8020推進財団は設立から4年経ち, いくつかの大きな成果を挙げてきたと思う. 今年度より8020推進財団の副理事長となり, 期待する立場から, 期待される立場に変わったものの, 8020推進財団のはたすべき役割, 8020運動の全国展開について論じてみたい.
ISSN:0023-2831