巻頭言

昨年の第9回大会にて日本動物遺伝育種学会の新会長に選出されました. これまで並河鷹夫会長の下で副会長を2期勤めて参りましたが, 今回, 会長に選出されるに際して, 改めて学会の発展に少しでも貢献しなければと身の引き締まる思いです. 本年は日本動物遺伝育種学会の創立10周年にあたり, 11月には前橋にて第10回記念大会が開催されます. 20世紀最後の年である2000年に, 佐々木義之会長, 辻壮一副会長, 山本義雄第1回大会実行委員長などの方々が中心になって日本動物遺伝育種学会が設立され, 第1回大会が開催されてから足かけ10年になろうとしています. 本学会設立時の大きな目的は, 家畜, 家禽,...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in動物遺伝育種研究 Vol. 37; no. 1; p. 1
Main Author 国枝哲夫
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本動物遺伝育種学会 2009
Online AccessGet full text

Cover

Loading…
More Information
Summary:昨年の第9回大会にて日本動物遺伝育種学会の新会長に選出されました. これまで並河鷹夫会長の下で副会長を2期勤めて参りましたが, 今回, 会長に選出されるに際して, 改めて学会の発展に少しでも貢献しなければと身の引き締まる思いです. 本年は日本動物遺伝育種学会の創立10周年にあたり, 11月には前橋にて第10回記念大会が開催されます. 20世紀最後の年である2000年に, 佐々木義之会長, 辻壮一副会長, 山本義雄第1回大会実行委員長などの方々が中心になって日本動物遺伝育種学会が設立され, 第1回大会が開催されてから足かけ10年になろうとしています. 本学会設立時の大きな目的は, 家畜, 家禽, 水産動物の遺伝育種学において従来中心的な方法であった統計遺伝学的手法に加えて, 当時, 大きく発展しつつあった分子遺伝学的手法を取り入れることで, 動物遺伝育種学に新たな発展を期するということであったかと思います.
ISSN:1345-9961