腸内フローラ研究の尽きない魅力に惹かれて

「はじめに」東京農業大学生命科学部は2017年4月に設立されました. 私どもの研究室は, 3学科からなる生命科学部の分子微生物学科に所属します. 我々の研究室の教育・研究の主たる目的として, 動物と微生物のさまざまな相互作用の分子基盤を先端技術で解明することにより, その生理学意義をヒトや家畜の健康の改善にフィードバックすること, を掲げています. 教員3名体制で, 学部4年生および3年生併せて50名弱の学生が所属しています. 現在, 世田谷キャンパスに2020年1月に竣工した「サイエンスポート」の4階で教育・研究を行っています. 3月に23名の研究室第1期生が卒業し, このうち10名が大学院...

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Published in腸内細菌学雑誌 Vol. 35; no. 3; pp. 173 - 175
Main Author 野本康二
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 腸内細菌学会 01.07.2021
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ISSN1343-0882

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Summary:「はじめに」東京農業大学生命科学部は2017年4月に設立されました. 私どもの研究室は, 3学科からなる生命科学部の分子微生物学科に所属します. 我々の研究室の教育・研究の主たる目的として, 動物と微生物のさまざまな相互作用の分子基盤を先端技術で解明することにより, その生理学意義をヒトや家畜の健康の改善にフィードバックすること, を掲げています. 教員3名体制で, 学部4年生および3年生併せて50名弱の学生が所属しています. 現在, 世田谷キャンパスに2020年1月に竣工した「サイエンスポート」の4階で教育・研究を行っています. 3月に23名の研究室第1期生が卒業し, このうち10名が大学院に進学します(うち2名は他大の大学院にお世話になります). 「家畜の健康と腸内フローラの関わりに関する基礎的な研究」私は, 学部新設に際して本学に赴任しました. 前職ではもっぱらヒトやマウスの腸内フローラを研究対象としてきましたが, 本研究室では必然的に研究対象が広がることとなりました.
ISSN:1343-0882