23 緊急手術を要した進行大腸癌の2例
症例1は62歳の女性.腹痛と嘔吐を主訴に当科へ紹介となり,穿孔性腹膜炎と診断し緊急手術となった.症例2は27歳の女性.腹痛,嘔吐を主訴に当科受診し,大腸癌イレウスにて緊急手術となった.現在2症例とも化学療法を行い外来通院できている.大腸癌の穿孔・イレウスに対する治療として,まずは救命を考慮した低侵襲手術を心がけ,一期的根治術に固執せず,複数回の手術を視野に入れた治療プランを立てることが重要である....
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Published in | 信州医学雑誌 Vol. 55; no. 3; p. 147 |
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Main Authors | , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
信州医学会
2007
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Online Access | Get full text |
ISSN | 0037-3826 |
Cover
Summary: | 症例1は62歳の女性.腹痛と嘔吐を主訴に当科へ紹介となり,穿孔性腹膜炎と診断し緊急手術となった.症例2は27歳の女性.腹痛,嘔吐を主訴に当科受診し,大腸癌イレウスにて緊急手術となった.現在2症例とも化学療法を行い外来通院できている.大腸癌の穿孔・イレウスに対する治療として,まずは救命を考慮した低侵襲手術を心がけ,一期的根治術に固執せず,複数回の手術を視野に入れた治療プランを立てることが重要である. |
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ISSN: | 0037-3826 |