10 重症虚血肢に対する自己骨髄細胞移植による血管再生療法の早期成績

当院では重症虚血肢(Fontaine3-4度)に対し, 2003年11月より自己骨髄細胞移植による血管再生療法を行っている. これまでに16例の自己骨髄細胞移植を経験した. 16症例中15症例で難治性皮膚潰瘍の縮小, 消失, 安静時疼痛の改善, 無痛歩行距離の延長といった効果を認めた. 以上の経験より既存の内科的, 外科的治療法では症状改善が困難となった重症虚血肢に対する自己骨髄細胞移植による血管再生療法は有用であると考えられた....

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Published in信州医学雑誌 Vol. 54; no. 2; pp. 100 - 101
Main Authors 和田有子, 福井大祐, 佐藤紀子, 小松沙織, 境澤隆夫, 月岡勝晶, 寺崎貴光, 瀬戸達一郎, 坂口昌幸, 天野純
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 信州医学会 2006
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Summary:当院では重症虚血肢(Fontaine3-4度)に対し, 2003年11月より自己骨髄細胞移植による血管再生療法を行っている. これまでに16例の自己骨髄細胞移植を経験した. 16症例中15症例で難治性皮膚潰瘍の縮小, 消失, 安静時疼痛の改善, 無痛歩行距離の延長といった効果を認めた. 以上の経験より既存の内科的, 外科的治療法では症状改善が困難となった重症虚血肢に対する自己骨髄細胞移植による血管再生療法は有用であると考えられた.
ISSN:0037-3826