10. 群馬大学における重粒子線治療プロジェクト:第2報

群馬大学における重粒子線治療プロジェクトの進捗状況について報告する. 【臨床実施体制】本年度4月に発足させた重粒子線治療検討委員会および臓器別専門部会において, これまでにいくつかの部位で専門部会が開催され, プロトコール作成に向けた取り組みが行われている. 【建屋】装置搬入まで半年間の乾燥期間をみて, 本年度12月までに, 加速器等重量物を支える躯体コンクリートの打設が完了し, 来年度10月に仕上げ工事が完了する予定である. 装置・建屋間の主要な調整はほぼ終了した段階であり, 現在は内装や, 扉や放射線管理システムなど建屋設備について調整を行っている. 【装置】加速器側の製作仕様はほぼ確定し...

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Published inTHE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL Vol. 58; no. 3; p. 343
Main Authors 田代睦, 大野達也, 遊佐顕, 山田聰, 中野隆史, 小澤瀞司
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 北関東医学会 2008
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Summary:群馬大学における重粒子線治療プロジェクトの進捗状況について報告する. 【臨床実施体制】本年度4月に発足させた重粒子線治療検討委員会および臓器別専門部会において, これまでにいくつかの部位で専門部会が開催され, プロトコール作成に向けた取り組みが行われている. 【建屋】装置搬入まで半年間の乾燥期間をみて, 本年度12月までに, 加速器等重量物を支える躯体コンクリートの打設が完了し, 来年度10月に仕上げ工事が完了する予定である. 装置・建屋間の主要な調整はほぼ終了した段階であり, 現在は内装や, 扉や放射線管理システムなど建屋設備について調整を行っている. 【装置】加速器側の製作仕様はほぼ確定し, 一部製作に入っている. 制御システムや, 治療室及びシミュレーション装置等患者周りの詳細について, 現在メーカーと打合せを行っている状況である.
ISSN:1343-2826