12. 2006年に群馬大学医学部附属病院泌尿器科で施行した体腔鏡下腎摘術

当科では鏡視下腎摘除術は2005年2月より本格的に開始している. 2006年は後腹膜鏡下右腎摘除術5例, 後腹膜鏡下左腎摘術2例の計7例の鏡視下腎摘除術を施行している. 原疾患は腎細胞癌5例, ACDKに合併した腎細胞癌1例, 生体腎移植前の糸球体腎炎再発予防の1例であった. 2005年は出血などにより5例中3例が開腹に移行した. 2006年はポート位置の調整, 早期からの補助ポートの設置, クリップや超音波メスでのブラインド操作の禁止の徹底などの改良をした結果すべて内視鏡下で手術を完遂できた. 今後は手術手技が安定したことにより積極的な鏡視下腎摘の導入や腎尿管全摘への導入などを行っていく予定...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published inTHE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL Vol. 57; no. 2; pp. 203 - 204
Main Authors 森川泰如, 羽鳥基明, 柴田康博, 中里晴樹, 山本巧, 曲友弘, 小池秀和, 福間裕二, 河野真意, 狩野臨, 関根芳岳, 新井誠二, 伊藤一人, 鈴木和浩, 小林幹男
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 北関東医学会 2007
Online AccessGet full text

Cover

Loading…
More Information
Summary:当科では鏡視下腎摘除術は2005年2月より本格的に開始している. 2006年は後腹膜鏡下右腎摘除術5例, 後腹膜鏡下左腎摘術2例の計7例の鏡視下腎摘除術を施行している. 原疾患は腎細胞癌5例, ACDKに合併した腎細胞癌1例, 生体腎移植前の糸球体腎炎再発予防の1例であった. 2005年は出血などにより5例中3例が開腹に移行した. 2006年はポート位置の調整, 早期からの補助ポートの設置, クリップや超音波メスでのブラインド操作の禁止の徹底などの改良をした結果すべて内視鏡下で手術を完遂できた. 今後は手術手技が安定したことにより積極的な鏡視下腎摘の導入や腎尿管全摘への導入などを行っていく予定である.
ISSN:1343-2826