子どものメンタルヘルス支援システムのあり方‐その2 専門職の立場から
平成13年11月~平成14年1月, 日本精神衛生学会員を対象に自記式アンケート調査を行った. 主要な調査内容は, 保護者に対するアンケート調査(学会誌17(1)参照)で指摘された支援者, 機関の問題点(10項目)に同感するか否か, その理由, 解決方法, 機関内, 他機関との連携の実態などである. 有効回答者数101人(13.5%), 職種は心理職27.7%, 教師20.8%, 医師18.8%, 所属は学校33.7%, 精神, 神経科23.8%, 児童相談所8.9%であった. 保護者の指摘した問題点に70%以上の専門職が同感すると答えたのは10項目中7項目であり, 最も多かったのは「専門家の質...
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Published in | こころの健康 Vol. 18; no. 1; pp. 83 - 84 |
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Main Authors | , , , , , , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本精神衛生学会
2003
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Summary: | 平成13年11月~平成14年1月, 日本精神衛生学会員を対象に自記式アンケート調査を行った. 主要な調査内容は, 保護者に対するアンケート調査(学会誌17(1)参照)で指摘された支援者, 機関の問題点(10項目)に同感するか否か, その理由, 解決方法, 機関内, 他機関との連携の実態などである. 有効回答者数101人(13.5%), 職種は心理職27.7%, 教師20.8%, 医師18.8%, 所属は学校33.7%, 精神, 神経科23.8%, 児童相談所8.9%であった. 保護者の指摘した問題点に70%以上の専門職が同感すると答えたのは10項目中7項目であり, 最も多かったのは「専門家の質やサービスにばらつきがある」92.1%であった. 連携がうまくいっていると答えた人は, 同じ機関内では83.7%であった. 他機関との間では74.1%であり, 相手機関により連携が困難等の回答が寄せられた. 今後, 専門職への支援のあり方についても検討してゆく必要がある. |
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ISSN: | 0912-6945 |