「市民が支える救急医療」記録集

第17回日本臨床救急医学会総会の特別企画で, 「市民が支える救急医療」と題してシンポジウムが開催されました. 救急医療体制の中核は医師等の医療従事者が担っているところではありますが, 1)体制の充実と円滑化を図るためには, 地域住民をはじめ, さまざまな役割・機能を有する団体・企業との緊密な連携が必要であると考えられること, 2)本学会の設立の趣旨が, 多職種間の認識の共有・共通課題の検討などを通して救急医療の充実強化を目指していることを踏まえ, これまで学会で発言する機会の少なかった地域で広く活躍されてきた方々に, 救急医療に関して市民の立場でその取り組みや要望を発表していただき, 今後の救...

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Published in日本臨床救急医学会雑誌 Vol. 17; no. 6; p. 810
Main Author 鈴川正之
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本臨床救急医学会 01.12.2014
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Summary:第17回日本臨床救急医学会総会の特別企画で, 「市民が支える救急医療」と題してシンポジウムが開催されました. 救急医療体制の中核は医師等の医療従事者が担っているところではありますが, 1)体制の充実と円滑化を図るためには, 地域住民をはじめ, さまざまな役割・機能を有する団体・企業との緊密な連携が必要であると考えられること, 2)本学会の設立の趣旨が, 多職種間の認識の共有・共通課題の検討などを通して救急医療の充実強化を目指していることを踏まえ, これまで学会で発言する機会の少なかった地域で広く活躍されてきた方々に, 救急医療に関して市民の立場でその取り組みや要望を発表していただき, 今後の救急医療体制構築のあり方について討議をすることがシンポジウム開催の趣旨でありました. 当日は, さまざまな意見が発表され, 市民の立場から救急医療を考えることの重要性を再認識したところですが, 本誌の読者に有意義な発表が多かったのではないかと考え, 特別企画として当日の記録集を掲載することといたしました.
ISSN:1345-0581