Oral-11 その他
O-11-1: 販売中止となったポロクサマー188の使用群と非使用群を比較すると, 使用群で有意に血小板の凝集抑制と溶血防止に効果が得られ, ハプトグロビン製剤の使用率も減少でき, 酸素加能の低下も認められないため, 製薬会社に再販を期待したいとの報告であった. O-11-2: CPB時間(3時間以上と3時間未満)によるAKI発症率と, ノルアドレナリンの投与量(0.5mg以上と0.5mg未満)におけるAKI発症率を検討した. CPB時間延長とともにAKIの発症率は上がり, ノルアドレナリンの投与量においてCPB時間が3時間未満の場合, 有意差は認められないものの3時間以上の場合は術後腎障害を...
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Published in | 体外循環技術 Vol. 38; no. 4; pp. 561 - 562 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本体外循環技術医学会
2011
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Summary: | O-11-1: 販売中止となったポロクサマー188の使用群と非使用群を比較すると, 使用群で有意に血小板の凝集抑制と溶血防止に効果が得られ, ハプトグロビン製剤の使用率も減少でき, 酸素加能の低下も認められないため, 製薬会社に再販を期待したいとの報告であった. O-11-2: CPB時間(3時間以上と3時間未満)によるAKI発症率と, ノルアドレナリンの投与量(0.5mg以上と0.5mg未満)におけるAKI発症率を検討した. CPB時間延長とともにAKIの発症率は上がり, ノルアドレナリンの投与量においてCPB時間が3時間未満の場合, 有意差は認められないものの3時間以上の場合は術後腎障害を誘発する可能性が示唆された. O-11-3: 高精度成分分析装置InBody S20を用いて術前後の細胞外水分率(浮腫率)と水分出納量, DUFの関与を検討した. 術後に出納バランス, プラスとマイナスに分けて比較検討し, 浮腫率, 水分出納量, 総タンパク値, 総体水分量, 術後挿管時間にも有意差は認めず, DUF量はマイナス群が低値を示したが, 関連性は認められなかった. |
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ISSN: | 0912-2664 |