新しく開発されたMomoclonal抗体によるタイ人小児便中H.pylori抗原測定
目的:新しく開発された(1)Monoclonal抗体による便中H. pylori抗原測定法(テストメイト, わかもと)の結果を, (2)Polyclonal抗体による便中H. pylori抗原測定法(HpSA, Meridian), (3)尿中H. pylori抗体測定法(ウリネリザ, 大塚)の結果と比較検討する. 対象:日本医科大学東南アジア医学研究会タイ国医学調査団(2002年8月)の調査に参加したタイ人小児88名(3~14歳, 男41, 女47). 調査はタイ国チェンマイ大学倫理委員会の審査を受け, 調査に先立ち両親の同意を書面で得た. 方法:便は凍結保存し同日同一検体を(1), (2)...
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Published in | Journal of Nippon Medical School Vol. 70; no. 6; p. 587 |
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Main Authors | , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本医科大学医学会
2003
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Summary: | 目的:新しく開発された(1)Monoclonal抗体による便中H. pylori抗原測定法(テストメイト, わかもと)の結果を, (2)Polyclonal抗体による便中H. pylori抗原測定法(HpSA, Meridian), (3)尿中H. pylori抗体測定法(ウリネリザ, 大塚)の結果と比較検討する. 対象:日本医科大学東南アジア医学研究会タイ国医学調査団(2002年8月)の調査に参加したタイ人小児88名(3~14歳, 男41, 女47). 調査はタイ国チェンマイ大学倫理委員会の審査を受け, 調査に先立ち両親の同意を書面で得た. 方法:便は凍結保存し同日同一検体を(1), (2)で測定した. 尿は冷蔵保存し(3)で測定した. (1)(2)(3)全て測定し蛋白尿, 血尿症例を除外した70名(3~14歳, 男34, 女36)の検討をした. 結果:各測定法の陽性率は(1)40. 0%, (2)45. 7%, (3)41. 4%で, 一致率は(1)と(2), (1)と(3), (2)と(3)でそれぞれ94. 3%, 81. 4%, 84. 3%であった. 考察:新しく開発されたMonoclonal抗体による便中H. pylori抗原測定法は従来のPolyclonal抗体による便中H. pylori抗原測定法と同等に有用で, 小児のH. pylori感染の診断に役立つと考えられた. |
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ISSN: | 1345-4676 1347-3409 |