急性硬膜下血腫に伴う脳虚血
今回, 寄稿の機会を与えて頂いた荒木勤編集主幹をはじめとした日本医科大学雑誌編集委員会の先生方に感謝いたします. 私は1998年1月より英国のGlasgow大学にて頭部外傷の基礎的研究に携わってまいりました. Glasgow大学といってもあまり馴染みのない方が多いと思いますが, GCS(Glasgow Coma Scale)の発祥の地で頭部外傷の研究では臨床, 基礎とともに優れた実績があります. 私の立場としては大学病院であるSouthern General Hospitalにある脳神経外科に所属はしておりますが, 実際の研究は脳外科とは独立したWellcome Surgical Instit...
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Published in | Journal of Nippon Medical School Vol. 67; no. 1; pp. 58 - 59 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本医科大学医学会
2000
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Online Access | Get full text |
ISSN | 1345-4676 |
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Summary: | 今回, 寄稿の機会を与えて頂いた荒木勤編集主幹をはじめとした日本医科大学雑誌編集委員会の先生方に感謝いたします. 私は1998年1月より英国のGlasgow大学にて頭部外傷の基礎的研究に携わってまいりました. Glasgow大学といってもあまり馴染みのない方が多いと思いますが, GCS(Glasgow Coma Scale)の発祥の地で頭部外傷の研究では臨床, 基礎とともに優れた実績があります. 私の立場としては大学病院であるSouthern General Hospitalにある脳神経外科に所属はしておりますが, 実際の研究は脳外科とは独立したWellcome Surgical Institute and Hugh Fraser Neuroscience Laboratoriesという動物実験のできる神経科学研究所で行ってきました. この研究所は脳外科と昔より結びつきが強く, 脳外科医がいろいろな基礎研究をしてきた歴史があります. ここは大学本部より数キロ郊外に行った獣医学部の敷地内にあり, 緑に囲まれグラウンドや公園も中にあり, 環境は抜群です. 研究所の外観は古びた黒い建物で決してきれいとは言えませんが, 英国では過激な動物保護団体がいくつかあり動物実験をしている施設への爆弾放火事件も過去にはあったようで, あまりきれいで目立つ建物は良くないのかもしれません. |
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ISSN: | 1345-4676 |