P-134)フッ化水素酸による化学熱傷の1例

症例27歳男. 初診の前日, 普段履いている靴で出勤. 4時間後に両足底に疼痛, 紅斑, 腫脹が出現. 水道水で洗浄し, 当院外科を受診. 翌日水疱が出現し, 腫脹, 疼痛が増悪したため, 当科を受診した. フッ化水素酸による化学熱傷を強く疑ったが, 本人には全く覚えがない. 警視庁鑑識課の調べで, 患者の靴にフッ化水素酸が注入されていたことが判明. グルコン酸カルシウム局注にて加療....

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Published inJournal of Nippon Medical School Vol. 65; no. 6; p. 570
Main Authors 栗原和久, 藤本和久, 畑三恵子, 川名誠司
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本医科大学医学会 1998
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Summary:症例27歳男. 初診の前日, 普段履いている靴で出勤. 4時間後に両足底に疼痛, 紅斑, 腫脹が出現. 水道水で洗浄し, 当院外科を受診. 翌日水疱が出現し, 腫脹, 疼痛が増悪したため, 当科を受診した. フッ化水素酸による化学熱傷を強く疑ったが, 本人には全く覚えがない. 警視庁鑑識課の調べで, 患者の靴にフッ化水素酸が注入されていたことが判明. グルコン酸カルシウム局注にて加療.
ISSN:1345-4676
1347-3409