72. 佐久総合病院におけるがん専門薬剤師研修

〔緒言〕当院は地域がん診療連携拠点病院として, 東信地域のがん診療の一翼を担っている. 外来化学療法加算の用件に専任の薬剤師が挙げられ, 病院機能評価においてもがん化学療法に薬剤師が参画していることを評価基準とし, がん診療における薬剤師の専門性が求められている. 平成21年より日本医療薬学会がん専門薬剤師制度が始まり, 当院でも同研修施設認定を受け, がん専門薬剤師認定の取得に向けた研修が始まっている. これまでの経過と今後の課題を報告した. 〔研修内容〕平成22年10月より日本医療薬学会が定めるがん専門薬剤師研修カリキュラムに準じた研修を開始した. 〔結果・考察〕抗がん剤調製, 外来化学療...

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Published in日本農村医学会雑誌 Vol. 60; no. 5; pp. 679 - 680
Main Authors 篠原佳祐, 青木芙美, 大工原直美, 三浦篤史, 杉山昌秀, 田中美和, 依田一美, 宮田佳典
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本農村医学会 2012
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Summary:〔緒言〕当院は地域がん診療連携拠点病院として, 東信地域のがん診療の一翼を担っている. 外来化学療法加算の用件に専任の薬剤師が挙げられ, 病院機能評価においてもがん化学療法に薬剤師が参画していることを評価基準とし, がん診療における薬剤師の専門性が求められている. 平成21年より日本医療薬学会がん専門薬剤師制度が始まり, 当院でも同研修施設認定を受け, がん専門薬剤師認定の取得に向けた研修が始まっている. これまでの経過と今後の課題を報告した. 〔研修内容〕平成22年10月より日本医療薬学会が定めるがん専門薬剤師研修カリキュラムに準じた研修を開始した. 〔結果・考察〕抗がん剤調製, 外来化学療法, 入院患者への薬剤管理指導などの実務研修を継続して行なっている. 学術面では学会でのポスター発表や論文投稿を行なっている. 今後は各がん領域における症例検討会などを開始し, がん専門薬剤師取得に向けさらに知識を深めていく予定である.
ISSN:0468-2513