23. 福祉を目指す大学生の地域参加活動からの学び

近年, 住民同士の関わりが希薄化し, 地域のあり方が問われている. そこで私たちは, 地域に住むお年寄りとの交流に重点を置き, 交流会を通して大学の講義では学ぶことのできないすばらしい体験をした. 交流会では, ゲームやクイズ, つまずき予防体操, 脳イキイキ講座などを行なった. 今後, 福祉現場で実践することを先駆けて地域で実践することができた. 高齢化がますます進行し, 寝たきりや認知症の増加が予想されることから, 地域における, このような活動が予防策として有効だと考えられる. 交流会の参加費は地域通貨100イクタルと100円を頂いた. 今後, このイクタルを大学内のボランティア活動にも...

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Published in日本農村医学会雑誌 Vol. 56; no. 5; p. 744
Main Authors 小松川大輔, 本間良祐, 斉藤俊也, 横山孝子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本農村医学会 2008
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Summary:近年, 住民同士の関わりが希薄化し, 地域のあり方が問われている. そこで私たちは, 地域に住むお年寄りとの交流に重点を置き, 交流会を通して大学の講義では学ぶことのできないすばらしい体験をした. 交流会では, ゲームやクイズ, つまずき予防体操, 脳イキイキ講座などを行なった. 今後, 福祉現場で実践することを先駆けて地域で実践することができた. 高齢化がますます進行し, 寝たきりや認知症の増加が予想されることから, 地域における, このような活動が予防策として有効だと考えられる. 交流会の参加費は地域通貨100イクタルと100円を頂いた. 今後, このイクタルを大学内のボランティア活動にも活用して, 地域との交流の良い道具になるよう発展させたい. 御用聞き訪問では, 農作業の体験や話し相手などが主であったが, むしろ「ご用はないけど, ご飯食べにおいで」など学生との交流をしてくださる方が多かった.
ISSN:0468-2513