3. 平成17年度(2005年度)JA長野厚生連胃集検の成績

JA長野厚生連は, 昭和38年より長野県内農協役職員, 組合員, 地域住民および一般企業従業員を対象に胃集団検診を行なってきた. 今回, 平成17年度の胃集団検診の結果を検討し報告した. 胃集検の方法は, バリウムを用いた間接撮影法で従来と変わりないが, 平成12年9月よりバリウム濃度を200V/W%に上げ, バリウム量を150mlに減らし, 原則として7枚法で撮影している. 平成17年度JA長野胃集団検診受検者総数は10,391人(男性5,120人, 女性5,271人)で, 前年度より703人減少し, 1989年以降減少の一途をたどっている. 最近の15年間で受検者数は半減した. 要精検者は...

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Published in日本農村医学会雑誌 Vol. 56; no. 5; p. 737
Main Authors 池野龍雄, 西村博行, 夏川周介, 臼井健二, 小山恒男, 橋本晋一, 李思元, 熊木俊成, 清水慎介, 山岸喜代文, 田尻和男, 伊沢真, 黒岩靖, 川手裕義, 小松修, 横田等
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本農村医学会 2008
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Summary:JA長野厚生連は, 昭和38年より長野県内農協役職員, 組合員, 地域住民および一般企業従業員を対象に胃集団検診を行なってきた. 今回, 平成17年度の胃集団検診の結果を検討し報告した. 胃集検の方法は, バリウムを用いた間接撮影法で従来と変わりないが, 平成12年9月よりバリウム濃度を200V/W%に上げ, バリウム量を150mlに減らし, 原則として7枚法で撮影している. 平成17年度JA長野胃集団検診受検者総数は10,391人(男性5,120人, 女性5,271人)で, 前年度より703人減少し, 1989年以降減少の一途をたどっている. 最近の15年間で受検者数は半減した. 要精検者は1,518人(男性807人, 女性711人), 要精検率は14.6%(男性15.8%, 女性13.5%)であった. 精検受診者数は1,211人で, 精検受診率は79.8%であった. 発見胃癌患者数は10例, 癌発見率は0.096%であった.
ISSN:0468-2513