7. 地域健康学習会の取り組み―介護保険サービスの現場から学んだこと

• Published in: 日本農村医学会雑誌 Vol. 55; no. 5; p. 504
• Main Authors: 山浦博, 篠原始, 小澤勝彦, 中山正, 高見沢よし子, 池上さと江, 鷲見尚子, 石田弘子, 篠原悦子, 清水ひろ子, 須江まつ江, 中山春江, 井出定子, 青木節子
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: 日本農村医学会 2007
• ISSN: 0468-2513

佐久穂町における住民組織活動の一つである, 地域保健学習会の取り組みについて報告する. 各地区より推薦された衛生指導員と保健推進員は, 身近で気になることをテーマに学習会を行なう. 今回は, 「介護保険法改正を学習し, 自分たちの住む地域に何か反映させよう」ということで, 町内宅老所の保健師へ講師を依頼し, 講演会の開催と宅老所の施設見学を実施した. 講演・見学後は, 感想や思いを話し合い, 自分たちの言葉で学習をまとめ, パネルを作成した. 毎年開催される「福祉と健康の集い」ではパネルを展示し, 生涯現役でいるために自分たちができることを提案している. 今回は集いの会場で実技を交えて発表した. 身近なテーマを通して, 地域全体が健康を意識し, ひとりひとりが自分達の健康管理に取り組めるように, 今後も指導員・推進員を筆頭に地域住民と行政など人とのつながりを大切にしながら, 地区組織活動を続けていきたい.