14. 医薬品容器包装の分別廃棄方法と患者様への情報提供

• Published in: 日本農村医学会雑誌 Vol. 54; no. 1; p. 80
• Main Authors: 手塚悠希, 平野匡哉, 桃井祥制, 田中悠季, 森田眞樹子, 稲垣育宏, 小見山俊人, 新居公則
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: 日本農村医学会 2005
• ISSN: 0468-2513

廃棄物処理は, 地球環境と密接に結びつく大きな社会問題に発展した. 遠軽町においても, 廃棄物の減量資源のリサイクルを進めるため, 平成14年12月より容器包装リサイクル法に基づく分別方法が細分化された. 正しく分別されていなければ回収を拒否される場合もあり, 患者様に分別方法を尋ねられる機会も増えている. そこで, 患者様に渡る医薬品容器包装の適正な分別廃棄方法を把握し, ポスター及びパンフレットを作成し, 情報提供を行なった. 結果, 患者様から役に立ったとのご意見が多かった. これは, 識別表示と包装の材質が一見異なるため分別の判断が難しいものや, 識別表示どおりに分別してはいけないものも存在していたことに対する意見であることが推測される. 廃棄物処理法は, 「地方自治体の指示に従って」というのが多い傾向にあるため, 医療機関が地方自治体と連携し, 患者様に適正な分別方法を示す必要があると思われる.