7. 当院における脳ドックMRIの成績

当院では, 平成10年11月より脳ドックを開始した. 今回, 平成10年11月より平成14年3月まで脳ドックMRIの成績を集計したので報告する. 〔対象〕平成10年11月より平成14年3月までの当院脳ドック受診者数1,179名とした. 〔結果〕年度別受診者数は, 平成10年度77名, 平成11年度266名, 平成12年度346名, 平成13年度490名であった. 年代別では, 50歳代が417名(35.4%), 60歳代が346名(29.3%)と多かった. 男女比では1:1.03(582:597)と有意差は無かった. 地区別では遠軽が281名(23.8%)と最も多く, 次いで紋別219名(18...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in日本農村医学会雑誌 Vol. 51; no. 5; p. 789
Main Authors 山田和夫, 小野寺渉, 近藤規央, 國本雅之, 本田肇
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本農村医学会 2003
Online AccessGet full text
ISSN0468-2513

Cover

More Information
Summary:当院では, 平成10年11月より脳ドックを開始した. 今回, 平成10年11月より平成14年3月まで脳ドックMRIの成績を集計したので報告する. 〔対象〕平成10年11月より平成14年3月までの当院脳ドック受診者数1,179名とした. 〔結果〕年度別受診者数は, 平成10年度77名, 平成11年度266名, 平成12年度346名, 平成13年度490名であった. 年代別では, 50歳代が417名(35.4%), 60歳代が346名(29.3%)と多かった. 男女比では1:1.03(582:597)と有意差は無かった. 地区別では遠軽が281名(23.8%)と最も多く, 次いで紋別219名(18.6%), 湧別218名(18.5%)の順に多かった. 一次有所見数は脳梗塞が203例(17.2%)と最も多く, 次いで脳血管変化108例(9.2%), 脳疾患35例(3.0%), 脳萎縮23例(2.0%), その他の疾患50例(4.2%)であった. 要精検率は7.5%(88名)であった. 精検受診率は92.0%(81/88)であった. 精検有所見数は脳梗塞が14例(1.19%)と最も多く, 次いで脳動脈瘤9例(0.76%), 動脈狭窄4例(0.34%), 脳腫瘍4例(0.34%), 下垂体異常信号2例(0.17%), その他の疾患7例(0.60%)であった.
ISSN:0468-2513