32. Nifedipine の服用方法に関する意識調査と情報提供
患者の血圧が非常に高くなった場合に速やかな降圧を目的としたアダラートカプセル(R)(Nifedipine)の舌下投与は, 今日でも実際に行われている処置である. この舌下投与に関して, アダラートカプセル(R)の添付文書では, 近年の臨床的, 薬理学的データから1996年7月に改訂が行われ, 「舌下投与」という記載を「かみ砕いて服用」という表現に変更している. 我々はこのような情報が臨床の場で治療を行っているスタッフにきちんと伝達されているのか疑問が残ることから, 病棟看護婦にアダラートカプセル(R)の服用方法に関する意識調査をニトログリセリン錠の服用方法と対比させたアンケート形式で行った....
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Published in | 日本農村医学会雑誌 Vol. 49; no. 5; p. 783 |
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Main Authors | , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本農村医学会
2001
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Summary: | 患者の血圧が非常に高くなった場合に速やかな降圧を目的としたアダラートカプセル(R)(Nifedipine)の舌下投与は, 今日でも実際に行われている処置である. この舌下投与に関して, アダラートカプセル(R)の添付文書では, 近年の臨床的, 薬理学的データから1996年7月に改訂が行われ, 「舌下投与」という記載を「かみ砕いて服用」という表現に変更している. 我々はこのような情報が臨床の場で治療を行っているスタッフにきちんと伝達されているのか疑問が残ることから, 病棟看護婦にアダラートカプセル(R)の服用方法に関する意識調査をニトログリセリン錠の服用方法と対比させたアンケート形式で行った. その結果から, 必要と考えられる情報を提供した. さらに, 実際にアダラートカプセル(R)の頓服における服用方法の違いにより, 血圧の変動に差が見られた1症例を得たので併せて報告する. |
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ISSN: | 0468-2513 |