A-3.糖尿病予防教室1年2か月を振り返って
当健診センターでは平成11年2月より耐糖能異常が疑われる受診者に対し, 二次精査として糖負荷試験を行い, 結果報告会を兼ねた糖尿病予防教室に出席するよう勧めてきた. その人数は平成12年3月までに564人に上る. その結果を振り返り報告する. 対象は男性459人, 女性105人, 男女比は4.37:1, 平均年齢は50.0才であった. 負荷結果は7.8%が正常型, 55.3%が境界型, 36.9%が糖尿病型であった. "要二次精査判定基準の空腹時血糖111mg/dl 以上"の妥当性について検討も行ったが, 負荷前血糖が111mg/dl 未満の受診者もかなり多く, 判定基準を...
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Published in | 日本農村医学会雑誌 Vol. 49; no. 5; p. 763 |
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Main Authors | , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本農村医学会
2001
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Summary: | 当健診センターでは平成11年2月より耐糖能異常が疑われる受診者に対し, 二次精査として糖負荷試験を行い, 結果報告会を兼ねた糖尿病予防教室に出席するよう勧めてきた. その人数は平成12年3月までに564人に上る. その結果を振り返り報告する. 対象は男性459人, 女性105人, 男女比は4.37:1, 平均年齢は50.0才であった. 負荷結果は7.8%が正常型, 55.3%が境界型, 36.9%が糖尿病型であった. "要二次精査判定基準の空腹時血糖111mg/dl 以上"の妥当性について検討も行ったが, 負荷前血糖が111mg/dl 未満の受診者もかなり多く, 判定基準を今より高く設定すると, 半数以上の境界域者が正常者と判定されてしまう可能性もあり, "空腹時血糖111mg/dl 以上"は妥当と考えられた. |
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ISSN: | 0468-2513 |