41歯周疾患における画像工学的,定量,定性評価に関する研究

我々は, 情報工学的解析によって, 歯周疾患における骨移植後の骨梁の定量, 定性評価の可能性について, 既に第1報で報告した. その評価法の問題点として, 1. 物理的条件(電圧濃度等)の検討2. 幾何学的条件(X線写真の規格性等)の検討3. Microdensitometerのscan部位の検討等が挙げられた. そこで今回我々は, 物理的条件の検討として, 人体摘出下顎骨を使用し, Wiener spectrumの管電圧および, 濃度依存性について検討を行った. 目的:歯周疾患における骨移植後の骨梁変化の定量, 定性評価において, 物理的, 化学的条件の検討が必要である. そこで我々は, 人...

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Published in日本歯周病学会会誌 Vol. 26; no. 1; p. 155
Main Authors 三辺正人, 福田忠彰, 早瀬一雄, 堀俊雄, 鹿島勇一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本歯周病学会 1984
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Summary:我々は, 情報工学的解析によって, 歯周疾患における骨移植後の骨梁の定量, 定性評価の可能性について, 既に第1報で報告した. その評価法の問題点として, 1. 物理的条件(電圧濃度等)の検討2. 幾何学的条件(X線写真の規格性等)の検討3. Microdensitometerのscan部位の検討等が挙げられた. そこで今回我々は, 物理的条件の検討として, 人体摘出下顎骨を使用し, Wiener spectrumの管電圧および, 濃度依存性について検討を行った. 目的:歯周疾患における骨移植後の骨梁変化の定量, 定性評価において, 物理的, 化学的条件の検討が必要である. そこで我々は, 人体摘出下顎骨を使用し, Wienerspectrumの管電圧および, 濃度依存性について, 検討した. 方法:人体摘出下顎骨の規格撮影を行い, 解析部位の拡散濃度を測定し, Film上のPoint間をMicrodensitometerで走査した. 得られた光強度分布より, Wiener spectrumの管電圧および濃度依存性について検討を行った. 結果:1. R. M. S. は, 写真濃度の変化に対して特に高周波領域で急な上昇を示した.
ISSN:0385-0110