最近のトピックス - 脳動脈瘤の塞栓術 3] コメント

第52回日本脳神経外科学会 (1993) のビデオシンポジウム「血管内治療 - 新しい機材」において, 脳動脈瘤の閉塞に関して, 岡山大学の衣笠先生からcellulose acetate polymer (CAP) を用いる方法, 広南病院の高橋先生からGuglielmi's detachable coil (GDC) を用いた方法が発表された. 最近の血管内手術 (endovascular surgery) の発展はめざましく, 特に脳動脈瘤に対する治療は2年前のものはもう古くさい, といわれる時代である ( "state of the art" for the...

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Published in脳卒中の外科 Vol. 22; no. 1; pp. 65 - 66
Main Author 和賀志郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本脳卒中の外科研究会 31.01.1994
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Summary:第52回日本脳神経外科学会 (1993) のビデオシンポジウム「血管内治療 - 新しい機材」において, 脳動脈瘤の閉塞に関して, 岡山大学の衣笠先生からcellulose acetate polymer (CAP) を用いる方法, 広南病院の高橋先生からGuglielmi's detachable coil (GDC) を用いた方法が発表された. 最近の血管内手術 (endovascular surgery) の発展はめざましく, 特に脳動脈瘤に対する治療は2年前のものはもう古くさい, といわれる時代である ( "state of the art" for the endovascular treatment of aneurysms 2 years ago is now obsolete. ) . 思い起こすと, 1974年Serbinenkoがdetachable balloonを用いて選択的に脳動脈瘤の親動脈や動脈瘤自身を閉塞したことを発表したときには大変驚いたものだった.
ISSN:0914-5508