日本人学童の全身と顎顔面頭蓋の相対成長についての研究

「論文内容の要旨」 歯科矯正学は成長期の歯科医学の一分野であり, その対象となる多くは成長発育の途上にある個体である. したがって矯正臨床において顎顔面頭蓋の成長発育の様相を把握することは, 正しい診断, 適確な治療, あるいは術後の安定のために欠くことのできない要素の一つである. 本研究は成長期にある個体の顎顔面頭蓋の成長様相を, 全身の成長の指標としてしばしば用いられている身長を基準とした相対成長により検討するものである. 資料は小学校1年から中学校3年まで9年に亘って経年的に蒐集した男子47名, 女子40名の正貌, 側貌頭部X線規格写真と, 同時期に得られた身長の測定記録である....

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Published in神奈川歯学 Vol. 16; no. 3; pp. 443 - 444
Main Author 本郷弘
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 神奈川歯科大学学会 30.12.1981
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Summary:「論文内容の要旨」 歯科矯正学は成長期の歯科医学の一分野であり, その対象となる多くは成長発育の途上にある個体である. したがって矯正臨床において顎顔面頭蓋の成長発育の様相を把握することは, 正しい診断, 適確な治療, あるいは術後の安定のために欠くことのできない要素の一つである. 本研究は成長期にある個体の顎顔面頭蓋の成長様相を, 全身の成長の指標としてしばしば用いられている身長を基準とした相対成長により検討するものである. 資料は小学校1年から中学校3年まで9年に亘って経年的に蒐集した男子47名, 女子40名の正貌, 側貌頭部X線規格写真と, 同時期に得られた身長の測定記録である.
ISSN:0454-8302