G13-4 主成分分析結果の空間に見られるある種の性質について-大学入試センター試験「物理」受験者の学力分析
平成6年度(1994年度)大学入試センター試験「物理, B」(4つの大問から構成されている)全受験者より1万名を無作為に抽出し, 受験者×大問得点(10,000×4)の成績データから相関行列を構成, これに主成分分析を適用した. 得られた第1主成分に対応する因子得点を横軸座標に, 第2主成分に対応する因子得点を縦軸座標にとって, 1万名の受験者を2次元平面に布置すると, 明瞭に区別される4つのクラスタ(右下がり紡錘状)が得られた. このような特異な形状のクラスタが得られた理由を数理的に示し, さらにクラスタごとにその特徴を調べれば, クラスタに帰属する受験者群の物理に対する学力構造を探る手がか...
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Published in | 行動計量学 Vol. 30; no. 2; p. 243 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本行動計量学会
2003
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Summary: | 平成6年度(1994年度)大学入試センター試験「物理, B」(4つの大問から構成されている)全受験者より1万名を無作為に抽出し, 受験者×大問得点(10,000×4)の成績データから相関行列を構成, これに主成分分析を適用した. 得られた第1主成分に対応する因子得点を横軸座標に, 第2主成分に対応する因子得点を縦軸座標にとって, 1万名の受験者を2次元平面に布置すると, 明瞭に区別される4つのクラスタ(右下がり紡錘状)が得られた. このような特異な形状のクラスタが得られた理由を数理的に示し, さらにクラスタごとにその特徴を調べれば, クラスタに帰属する受験者群の物理に対する学力構造を探る手がかりが得られることを論じた. |
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ISSN: | 0385-5481 |