30. 無料インターネットサービスを活用した遠隔学習・教育の実践事例

産業医学がカバーする範囲は年々拡大しており, 講習や研修会が数多く開催されている. しかしその多くは都市部で開催されており, 地方在住者は地理的・時間的制約や社会的背景(育児など)が参加の妨げとなる場合がある. またグループミーティングも学習手段として有効であるが, 同じ時間に同じ場所へ複数人数が集合することは特に地方では難しい. この問題を解決するため, 演者らは無料のインターネットサービスを活用し, 遠隔地を結んでのグループミーティングと講演のリアルタイム配信を実施している. 実施の際に最も注意すべきはセキュリティーの確保とプライバシーの保護である. また参加者のコンピュータに対する知識等...

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Published in産業衛生学雑誌 Vol. 54; no. 2; p. 96
Main Authors 黒崎靖嘉, 永渕啓子, 荒薦優子, 大津真弓, 永渕祥大, 新田朋子, 轟美和子, 窪田誠, 東敏昭
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本産業衛生学会 01.03.2012
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Summary:産業医学がカバーする範囲は年々拡大しており, 講習や研修会が数多く開催されている. しかしその多くは都市部で開催されており, 地方在住者は地理的・時間的制約や社会的背景(育児など)が参加の妨げとなる場合がある. またグループミーティングも学習手段として有効であるが, 同じ時間に同じ場所へ複数人数が集合することは特に地方では難しい. この問題を解決するため, 演者らは無料のインターネットサービスを活用し, 遠隔地を結んでのグループミーティングと講演のリアルタイム配信を実施している. 実施の際に最も注意すべきはセキュリティーの確保とプライバシーの保護である. また参加者のコンピュータに対する知識等に差異がある事にも注意する必要がある. ※本報告に興味を持たれた方や講習・研修会のリアルタイム配信を検討したい方は, 気軽に演者の黒崎まで御連絡下さい(kurosaki@med.uoeh-u.ac.jp, http: //sites.google.com/site/oh963ch/).
ISSN:1341-0725
1349-533X