12. 職域におけるメタボリックシンドローム対策-男性労働者における運動量と内臓脂肪蓄積に関する検討
M事業所において2008年度定期健診を受診した60歳未満の男性2,072名(平均年齢42.4±11.2歳)を対象に腹囲・内臓脂肪面積を測定し, 身体活動量との関係を検討した. 総運動量は定期健診時の問診を用いて1-10点にスコア化した. 総運動量スコア(TES)の年代別平均値は, 20歳代が4.4, 30歳代4.5と低値であったが, 40歳代は4.9, 50歳代も5.5と20歳代に比し有意に運動量が増加していた. さらにTESをI群(運動量多い), II群(中程度), III群(少ない)の3群に分けたところ, 40歳未満では, 腹囲と内臓脂肪面積に3群間で有意差を認めなかったが, 40歳以上で...
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Published in | 産業衛生学雑誌 Vol. 54; no. 1; pp. 53 - 54 |
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Main Authors | , , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本産業衛生学会
2012
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Summary: | M事業所において2008年度定期健診を受診した60歳未満の男性2,072名(平均年齢42.4±11.2歳)を対象に腹囲・内臓脂肪面積を測定し, 身体活動量との関係を検討した. 総運動量は定期健診時の問診を用いて1-10点にスコア化した. 総運動量スコア(TES)の年代別平均値は, 20歳代が4.4, 30歳代4.5と低値であったが, 40歳代は4.9, 50歳代も5.5と20歳代に比し有意に運動量が増加していた. さらにTESをI群(運動量多い), II群(中程度), III群(少ない)の3群に分けたところ, 40歳未満では, 腹囲と内臓脂肪面積に3群間で有意差を認めなかったが, 40歳以上では, III群(少ない)はI群(多い)より有意に腹囲と内臓脂肪面積が大きかった. 以上の結果から, 特に20歳代・30歳代の若年労働者への運動習慣等の生活習慣改善指導に力を入れることが重要であると考えられた. |
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ISSN: | 1341-0725 |