ヒドラジン-水和物曝露作業者の健康影響に関する時間断面研究

ヒドラジン-水和物(N_2 H_4 ・H_2 O;CAS No.7803-578)曝露と健康影響の関係を明らかにするため, N_2 H_4 ・H_2 O製造及びN_2 H_4 化合物製造5工場で, N_2 H_4 ・H_2 O曝露男性3交替勤務作業者172名, 同一工場で可能な限り年齢をマッチさせた男性作業者125名を対象として調査を行った. N_2 H_4 ・H_2 O曝露指標として, ヒドラジン曝露レベルを個人曝露濃度測定, 尿中ヒドラジン+アセチルヒドラジンによる生物学的モニタリング値測定, 少数の環境濃度実測値と作業工程変更・環境改善から推定した過去の環境濃度推定値及び個人の作業内容及...

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Published in産業衛生学雑誌 Vol. 40; no. 4; pp. 195 - 196
Main Authors 野見山哲生, 大前和幸, 田中茂, 宮内博幸, 小泉昭夫, 塚田三香子, 和田安彦, 茂木隆, 今宮俊一郎, 櫻井治彦
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本産業衛生学会 1998
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ISSN1341-0725

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Summary:ヒドラジン-水和物(N_2 H_4 ・H_2 O;CAS No.7803-578)曝露と健康影響の関係を明らかにするため, N_2 H_4 ・H_2 O製造及びN_2 H_4 化合物製造5工場で, N_2 H_4 ・H_2 O曝露男性3交替勤務作業者172名, 同一工場で可能な限り年齢をマッチさせた男性作業者125名を対象として調査を行った. N_2 H_4 ・H_2 O曝露指標として, ヒドラジン曝露レベルを個人曝露濃度測定, 尿中ヒドラジン+アセチルヒドラジンによる生物学的モニタリング値測定, 少数の環境濃度実測値と作業工程変更・環境改善から推定した過去の環境濃度推定値及び個人の作業内容及び作業期間から計算した推定累積曝露濃度で評価した. 健康影響指数として, 末梢血・血液生化学検査, 尿検査, 自覚症状, 飲酒・喫煙などのライフスタイル, 既往歴, 現病歴(自覚症状以下現病歴まで自記式調査票による), N-アセチル転移酵素(NAT2)遺伝子型測定, 過去3年分のレセプトによる有病率を調査した.
ISSN:1341-0725