内科合同カンファレンス・CPC抄録(平成4年6月18日)

• Published in: 川崎医学会誌 Vol. 18; no. 3; pp. 273 - 274
• Main Authors: 尾山秀樹, 高橋美加, 山田治来, 三上芳喜, 広川泰嗣, 真鍋俊明, 調輝男, 鼠尾祥三
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: 川崎医学会 1992
• ISSN: 0386-5924

症例呈示 症例：57歳, 女性 主訴：浮腫, 貧血 既往歴：30歳時子宮外妊娠, 37歳時頚椎捻挫 家族歴：父 高血圧, 脳血管障害 ; 母 高血圧 現病歴：1990年3月7日糖尿病, 糖尿病性腎症, 尿路感染症にて当科外来受診し, 以後外来にてfollow-upされていた. 1991年9月3日0時18分頃, 痙攣発作が出現したため当院受診. 入院を勧められたが断わり, そのまま外来follow-upされていた. しかし, 全身浮腫が著明(10月2日42.0kg→11月6日51.5kg)となり, 貧血も著明となったため, 1991年11月6日当科入院となった. 入院時現症：身長142.5cm, 体重51.5kg, 血圧140/80mmHg, 脈拍60/分・整, 体温35.3℃, 高度貧血あり, 心・肺・腹部異常なし, 下肢に中等度浮腫あり, 神経学的所見に異常なし. 検査所見：WBC 6800/μl, RBC 173×104/μl, Hb 5.6g/dl, Ht 18.2%, Plat 9.0×104/μl, SP 5.9g/dl, AIP 106IU/l, LDH 240IU/l, Alb 2.5g/dl, ChE 120IU/dl, GOT 26IU/l, Crn 3.5mg/dl, BUN 55mg/dl, Na 144mEq/l, K 4.2mEq/l, Cl 118mEq/l, ESR 105mm/h, CRP 0.5mg/dl, 尿タンパク(+++), 尿糖(-), WBC 50～60/HPF, 細菌(+++).