片顔面痙攣に対するmicrovascular decompression(Jannetta法)の手術手技

片顔面痙攣に対するmicrovascular decompression(Jannetta法)は根治的な治療法として認められ, すでに数多く行われている. しかし, 症例によっては, おそらくこれがoffending arteryであると思われるものの他, 複数の小血管が脳幹VII, VIII神経起始部にあって, これらもあるいはoffending vesselsとなっている可能性も否定できない例もある. そこで, これらのVII, VIII脳神経起始部の血管は可能な限り神経組織より剥離, 離脱させる方針で手術している. このような症例4例の術中ビデオ記録を供覧した....

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Published inNeurologia medico-chirurgica Vol. 23; no. suppl; p. 194
Main Author 松本圭蔵
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本脳神経外科学会 1983
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Summary:片顔面痙攣に対するmicrovascular decompression(Jannetta法)は根治的な治療法として認められ, すでに数多く行われている. しかし, 症例によっては, おそらくこれがoffending arteryであると思われるものの他, 複数の小血管が脳幹VII, VIII神経起始部にあって, これらもあるいはoffending vesselsとなっている可能性も否定できない例もある. そこで, これらのVII, VIII脳神経起始部の血管は可能な限り神経組織より剥離, 離脱させる方針で手術している. このような症例4例の術中ビデオ記録を供覧した.
ISSN:0470-8105