閉塞性脳血管障害のECTによる臨床的検討

我々はTomomatic64脳血流ECTを行い, 閉塞性脳血管障害症例に対してinduced hypercapneaあるいはinduced hypertensionなどのactivation studyを併用してCBF測定を行い, その有用性を報告してきた. 今回我々は, ECTによる閉塞性脳血管障害症例の評価として, activation前後における脳血流量の, 1. 左右大脳半球での比較, 2. 局所での比較, を行った. その結果として, 閉塞性脳血管障害症例における血管反応性異常部位が明らかとなったことと, 血管吻合術症例を中心として, 血管反応性異常部位の臨床的意義と手術前後の脳血流...

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Published inNeurologia medico-chirurgica Vol. 23; no. suppl; p. 141
Main Authors 加藤茂樹, 横尾昭, 杉田虔一郎, 谷崎義生
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本脳神経外科学会 1983
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Summary:我々はTomomatic64脳血流ECTを行い, 閉塞性脳血管障害症例に対してinduced hypercapneaあるいはinduced hypertensionなどのactivation studyを併用してCBF測定を行い, その有用性を報告してきた. 今回我々は, ECTによる閉塞性脳血管障害症例の評価として, activation前後における脳血流量の, 1. 左右大脳半球での比較, 2. 局所での比較, を行った. その結果として, 閉塞性脳血管障害症例における血管反応性異常部位が明らかとなったことと, 血管吻合術症例を中心として, 血管反応性異常部位の臨床的意義と手術前後の脳血流量の変化について検討し報告した.
ISSN:0470-8105