頭蓋内圧と睡眠の関係

目的:Plateau waveは, その実験的作成が困難なことから, 発生機序についてはまだ十分に解明されていない. 1966年石井はサルの視床下部を選択的に破壊し, acute brains wellingを作成したが, さらにこれとほぼ同様の部位にCaイオンを灌流することにより, rcvcrsibleな睡眠様状態が得られることがMyersらの実験によって判明している. 以上のことから, 我々は, plateau waveと視床下部および睡眠との間に何らかの因果関係があるものと考え, plateau wave作成を試みた. 方法:まず2~4kgのネコをpreliminary studyとして...

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Published inNeurologia medico-chirurgica Vol. 19; no. suppl; p. 128
Main Authors 島克司, 秋山巌, 上野日出男, 渡辺学, 千ヶ崎裕夫
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本脳神経外科学会 1979
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ISSN0470-8105

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Summary:目的:Plateau waveは, その実験的作成が困難なことから, 発生機序についてはまだ十分に解明されていない. 1966年石井はサルの視床下部を選択的に破壊し, acute brains wellingを作成したが, さらにこれとほぼ同様の部位にCaイオンを灌流することにより, rcvcrsibleな睡眠様状態が得られることがMyersらの実験によって判明している. 以上のことから, 我々は, plateau waveと視床下部および睡眠との間に何らかの因果関係があるものと考え, plateau wave作成を試みた. 方法:まず2~4kgのネコをpreliminary studyとして用い, 大槽内にカオリンを注入して水頭症を作成. 中等度の頭蓋内圧亢進のみられる注入後5~8日目に以下の方法で睡眠を作成.
ISSN:0470-8105