P141三重県輸血療法委員会連絡協議会の活動について
血液製剤の適正使用, 安全な輸血療法を行う体制の整備を推進する目的で三重県輸血療法委員会連絡協議会を設置し各種活動を行っているので報告する. 【方法】三重県輸血療法委員会連絡協議会は三重県健康福祉部, 三重県赤十字血液センター, 三重大学医学部附属病院輸血部と三重県下の主要医療施設のメンバーによって構成されており, 平成11年度から活動を行っている. 三重県健康福祉部主催で毎年1回, 血液製剤の適正使用に関する講習会を実施し, 又血液製剤使用状況に関するアンケート調査を実施している. 平成13年度からは県内4ヵ所で血液製剤の適正使用の研修会も併せて実施している. 【結果】血液製剤の適正使用に関...
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Published in | 日本輸血学会雑誌 Vol. 49; no. 2; p. 305 |
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Main Authors | , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本輸血学会
2003
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Summary: | 血液製剤の適正使用, 安全な輸血療法を行う体制の整備を推進する目的で三重県輸血療法委員会連絡協議会を設置し各種活動を行っているので報告する. 【方法】三重県輸血療法委員会連絡協議会は三重県健康福祉部, 三重県赤十字血液センター, 三重大学医学部附属病院輸血部と三重県下の主要医療施設のメンバーによって構成されており, 平成11年度から活動を行っている. 三重県健康福祉部主催で毎年1回, 血液製剤の適正使用に関する講習会を実施し, 又血液製剤使用状況に関するアンケート調査を実施している. 平成13年度からは県内4ヵ所で血液製剤の適正使用の研修会も併せて実施している. 【結果】血液製剤の適正使用に関する講習会は150~190名の参加者があり, 血液製剤の適正使用の研修会も4ヵ所合計で90~180名の参加者がある. 輸血検査担当の臨床検査技師, 薬剤師, 医師, 看護師等の参加があり講習会, 研修会とも参加者は増える傾向にある. 平成13年度のアンケート調査結果では, 一般病床100床以上及び血液製剤使用上位34施設の併せて40施設にアンケートを配布し38施設から回答を得た(回収率95.0%). 17施設(44.7%)で輸血一元管理が実施され, 輸血療法委員会は21施設(55. 3%)で設置されていた. 輸血実施マニュアルを作成している施設は25施設(69. 4%), 自己血輸血実施施設31施設(81. 8%)であった. 三重県血液センターの赤血球製剤, 血小板製剤, FFP製剤の平成11~13年の出庫単位数はすべての製剤で年々減少している. 【まとめ】主に行政が中心となり活動を実施しているため, 講習会, 研修会の参加者も多く医療機関側の取り組み方も以前に比べ活性化してきている. その結果, 三重県下の血液製剤の適正使用, 安全な輸血療法を行う体制が進んできている. |
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ISSN: | 0546-1448 |