輸血療法委員会の立ち上げに携わって

「当院輸血療法委員会発足の経緯」 平成8年の4月と12月に2度に渡るGVHDに関する緊急安全情報が出され, それに対処すべくX線照射装置の導入, 平成9年4月の医療保険改訂での輸血同意書の必要性など院内輸血業務全般を把握し統括する組織が必要とされ, 平成9年4月に医師5名, 看護部3名, 薬剤部1名, 医療事務1名, 検査部2名の計12名で輸血療法委員会を発足した. 「主な活動内容」・インフォームド・コンセントの見直し(輸血に関する説明書及び同意書類の作成). ・血液製剤の使用状況及び輸血アンケート調査. ・血液製剤の一元管理強化及びT&Sの導入. ・各種マニュアル及び”輸血業務ファイ...

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Published in日本輸血学会雑誌 Vol. 46; no. 2; p. 148
Main Authors 佐藤孝男, 老松寛, 貝塚広史, 稲岡正己, 坂本裕史, 北村公一, 高杉栄子, 伊東啓子, 根岸裕子, 青木善行, 坂本勝, 松崎幸司
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本輸血学会 2000
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Summary:「当院輸血療法委員会発足の経緯」 平成8年の4月と12月に2度に渡るGVHDに関する緊急安全情報が出され, それに対処すべくX線照射装置の導入, 平成9年4月の医療保険改訂での輸血同意書の必要性など院内輸血業務全般を把握し統括する組織が必要とされ, 平成9年4月に医師5名, 看護部3名, 薬剤部1名, 医療事務1名, 検査部2名の計12名で輸血療法委員会を発足した. 「主な活動内容」・インフォームド・コンセントの見直し(輸血に関する説明書及び同意書類の作成). ・血液製剤の使用状況及び輸血アンケート調査. ・血液製剤の一元管理強化及びT&Sの導入. ・各種マニュアル及び”輸血業務ファイル”の作成. 自己血輸血の推奨. ・検査部での検査及び運用面の強化. ・院内外へ”安全な輸血業務体制”の啓蒙など.
ISSN:0546-1448