不規則抗体スクリーニングとしてのゲル凝集法の有用性

目的:当院では不規則抗体スクリーニングに, オートアナライザーによるポリブレン法を用いてきた. 今回, オートアナライザー法に代わりゲル凝集法(MTS:マイクロダイビングシステム)を導入するため, 両者の比較検討を行った. さらに, 他の試験管法とも比較したので報告する. 対象と方法:1998年4~6月の期間中, ルーチン検査として依頼された932検体に関して, 試験管法(生食法・酵素法(フィシン法)・フィシンクームス法・PEGクームス法), オートアナライザー法(ポリブレン法), およびMTSによるパパイン2段法にて不規則抗体スクリーニングを行い, 抗体を同定した. また, 操作法についても...

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Published in日本輸血学会雑誌 Vol. 45; no. 3; pp. 400 - 401
Main Authors 奈良美千代, 矢沢昌子, 佐久間香枝, 金子幸子, 藤本昌子, 寺谷美雪, 山本恵美, 小澤直宏, 中山紳, 奥山美樹, 比留間潔
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本輸血学会 1999
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ISSN0546-1448

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Summary:目的:当院では不規則抗体スクリーニングに, オートアナライザーによるポリブレン法を用いてきた. 今回, オートアナライザー法に代わりゲル凝集法(MTS:マイクロダイビングシステム)を導入するため, 両者の比較検討を行った. さらに, 他の試験管法とも比較したので報告する. 対象と方法:1998年4~6月の期間中, ルーチン検査として依頼された932検体に関して, 試験管法(生食法・酵素法(フィシン法)・フィシンクームス法・PEGクームス法), オートアナライザー法(ポリブレン法), およびMTSによるパパイン2段法にて不規則抗体スクリーニングを行い, 抗体を同定した. また, 操作法についても評価した.
ISSN:0546-1448