イタリア良導絡学会設立20周年記念学術大会参加を終えて
2011年11月19日(土)・20日(日), ローマ市で, イタリア良導絡学会設立20周年記念学術大会があり, 会長代理, 国際部部長として参加して参りました. JSRMからは, 専門師の森川和宥・神正照先生, 専門医の中根敏得先生と私が, 国際派遣講師として出向きました. 中根敏得・森川和宥両先生が良導絡自律神経測定と基本理論と基本治療法についての口演と実技を行いました. 神正照先生は臨床研究, 私は臨床について発表しました. また, 伊藤樹史会長代理でご挨拶をして参りました. 特別講演には, 武重文隆先生(故武重元会長のご子息)がゲルソン療法・食育について, 昭和大学医学部第一生理学教室の...
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Published in | 日本良導絡自律神経学会雑誌 Vol. 57; no. 1; p. 13 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本良導絡自律神経学会
2011
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ISSN | 0913-0977 |
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Summary: | 2011年11月19日(土)・20日(日), ローマ市で, イタリア良導絡学会設立20周年記念学術大会があり, 会長代理, 国際部部長として参加して参りました. JSRMからは, 専門師の森川和宥・神正照先生, 専門医の中根敏得先生と私が, 国際派遣講師として出向きました. 中根敏得・森川和宥両先生が良導絡自律神経測定と基本理論と基本治療法についての口演と実技を行いました. 神正照先生は臨床研究, 私は臨床について発表しました. また, 伊藤樹史会長代理でご挨拶をして参りました. 特別講演には, 武重文隆先生(故武重元会長のご子息)がゲルソン療法・食育について, 昭和大学医学部第一生理学教室の砂川正隆准教授が, 関節炎における鍼治療効果のメカニズムと免疫調整, 血流における鍼効果についてご口演くださいました. また, 日本キネシオン協会の吉富賢一理事長によるゲルマニウムの口演と実践も披露くださいました. そして, 準会員の越智氏による良導絡自律神経測定における健康チェックのお話がありました. またもう1名, 良導絡アドバイザーによる体操?!で閉会となりました. 20周年記念の学術大会ではありましたが, イタリアの実行委員長の不備の為に, 開催間際での参加者の決定となりました. また再三の要請にも関わらず当日直前までプログラムすらいただけない, 事前準備も, 打ち合わせもしてもらえない等々といった状況であった為, 最後まで, 気が気でありませんでした. そんな状況の大会に私が国際部部長として参加したのは, イタリア良導絡学会では, いつも今回と同じような調子で, 内容よりパフォーマンスがメインで, 良導絡の正しい測定と正しい治療が行われないまま, 中谷良導絡というブランド名だけが先行して, 普及しているように思われ, その現実をこの目で見て確かめたかったこと, 20周年という締めに, JSRMの会員のイタリア良導絡が, しいていえば本家本元のJSRMが恥をかくことがないように, 私も, 他の先生も応援にかけつけたのだと思います. 各国の事情もあるでしょうが, 海外の治療資格を含め, 各国が正しい方向で診療と普及をしているかどうか, 巡回, 監査することは国際部の役割のように思いました. また, 個人的意見として, 今回のような学術大会においては, JSRMを名乗って海外での口演・実技を行う場合は, 認定医・認定師が好ましいと考えます. 今回は, イタリア良導絡学会からも事前に何の情報もいただけなかったためにアドバイザーによる相応しくない体操?!コマーシャル!もありましたので, 今後戒める必要性も感じました. ご参加下さいました先生方には, 熱くお礼申し上げます. また学術詳細は, 次回, 神先生より報告致します. |
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ISSN: | 0913-0977 |