PII-1 下肢血流阻害に伴う急激な血圧上昇の脳ヘモグロビン量に及ぼす影響

脳の血液量と血圧変動の関係は, 従来血圧低下時に関連して検討されているが, 血圧上昇時についての研究がないということで本研究が実施された. 下肢虚血による血圧上昇時に近赤外線分光法装置で計測した脳酸素化の変動から収縮期血圧の変化が主たる脳血液量の調節要因であると結論している. 会場からは虚血方法が被験者にストレスを与えることや脳酸素化の測定部位が局所であったことなどが指摘された. 継続的な研究が期待される....

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Published in日本生理人類学会誌 Vol. 8; no. 3; p. 146
Main Author 安河内朗
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本生理人類学会 2003
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Summary:脳の血液量と血圧変動の関係は, 従来血圧低下時に関連して検討されているが, 血圧上昇時についての研究がないということで本研究が実施された. 下肢虚血による血圧上昇時に近赤外線分光法装置で計測した脳酸素化の変動から収縮期血圧の変化が主たる脳血液量の調節要因であると結論している. 会場からは虚血方法が被験者にストレスを与えることや脳酸素化の測定部位が局所であったことなどが指摘された. 継続的な研究が期待される.
ISSN:1342-3215