特別養護老人ホームにおける胃瘻管理について

【はじめに】特別養護老人ホームでは胃瘻造設患者の受け入れは通常厳しい. そういった中, 当施設(入所定員90名)では近接した診療所・協力病院があるため, 経管栄養患者の受け入れを積極的に行っている. 胃瘻造設患者については, 平成2年より徐々に受け入れを実施しており, 平成8年より入所者数では経鼻経管栄養と胃瘻造設患者がほぼ同数になっている. 胃瘻造設患者の介護・看護が日常的になっている現在, 当施設で行っている胃瘻管理について取り組んでいる内容, 胃瘻に対する介護職への意識調査を行ったので報告する. 【対象と方法】 (1)介護職員(25名中24名)に胃瘻に関するアンケート調査を実施し集計をす...

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Published in日本摂食・嚥下リハビリテーション学会雑誌 Vol. 1999; no. suppl; p. 127
Main Authors 小迫あや, 松尾恵輔, 岡本真弓, 宮下文子, 塚本芳久, 武智邦昭
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本摂食・嚥下リハビリテーション学会 1999
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ISSN1343-8441

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Summary:【はじめに】特別養護老人ホームでは胃瘻造設患者の受け入れは通常厳しい. そういった中, 当施設(入所定員90名)では近接した診療所・協力病院があるため, 経管栄養患者の受け入れを積極的に行っている. 胃瘻造設患者については, 平成2年より徐々に受け入れを実施しており, 平成8年より入所者数では経鼻経管栄養と胃瘻造設患者がほぼ同数になっている. 胃瘻造設患者の介護・看護が日常的になっている現在, 当施設で行っている胃瘻管理について取り組んでいる内容, 胃瘻に対する介護職への意識調査を行ったので報告する. 【対象と方法】 (1)介護職員(25名中24名)に胃瘻に関するアンケート調査を実施し集計をする. (2)看護婦(5名中5名)に胃瘻・経鼻経管栄養実施者の処置等に対する調査を行う.
ISSN:1343-8441