理学療法の様々な領域に支援工学的視点をどのように生かすか - 日本支援工学理学療法学会と他分科学会との横断的連携について

「はじめに」 理学療法の原点は, 様々な機能障害に起因する機能的制限に対する理学療法介入による個人レベルでのパフォーマンス低下軽減への貢献であり, これらの成果として活動および参加の制限・制約を改善することでQOLの向上をめざすことにある. そのためには最終的な生活を見据えたうえでの各病期での治療的介入と様々な生活環境を支援するための戦略が必須になることは明白である. 日本支援工学理学療法学会(以下, 本学会)では, このように臨床から生活場面までの幅広い領域を対象として様々な支援を通して包括的理学療法サービスの展開とQOL向上に寄与するために設立された経緯がある....

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Published in理学療法学 Vol. 44; no. suppl-3; pp. 63 - 64
Main Author 大峯三郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本理学療法士協会 20.10.2017
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ISSN0289-3770

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Summary:「はじめに」 理学療法の原点は, 様々な機能障害に起因する機能的制限に対する理学療法介入による個人レベルでのパフォーマンス低下軽減への貢献であり, これらの成果として活動および参加の制限・制約を改善することでQOLの向上をめざすことにある. そのためには最終的な生活を見据えたうえでの各病期での治療的介入と様々な生活環境を支援するための戦略が必須になることは明白である. 日本支援工学理学療法学会(以下, 本学会)では, このように臨床から生活場面までの幅広い領域を対象として様々な支援を通して包括的理学療法サービスの展開とQOL向上に寄与するために設立された経緯がある.
ISSN:0289-3770