歩隔の変化が歩行パラメーターにおよぼす影響

歩行分析において歩調や歩幅の歩行パラメーターヘの影響に関しては多く報告されてきたが, 歩隔の変化が, 歩行パラメーターへ与える影響について検討した報告はほとんどない. そこで今回, 歩隔を変化させての歩行が速度因子や重心移動幅などの歩行パラメーターにどのような影響をもたらすかを検討したので報告する. 【対象】 対象は, 健常女性6名である. 年齢20.3±2.2歳, 身長158.2±4.2cm, 体重49.8±4.3kgであった. 【方法】 歩行条件は, 自然歩行, 及び歩行路に設定した20cm・40cm間隔のテープを踏み分けるようなwide base(wide20, wide40)での歩行で...

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Published in理学療法学 Vol. 25; no. suppl-2; p. 597
Main Authors 竹林秀晃, 宮本謙三, 宅間豊, 上野真美, 井上佳和, 河野祥子, 神先秀人, 入江清五, 河野一郎, 向井公一, 林千晶, 飯田寛和
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本理学療法士協会 1998
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Summary:歩行分析において歩調や歩幅の歩行パラメーターヘの影響に関しては多く報告されてきたが, 歩隔の変化が, 歩行パラメーターへ与える影響について検討した報告はほとんどない. そこで今回, 歩隔を変化させての歩行が速度因子や重心移動幅などの歩行パラメーターにどのような影響をもたらすかを検討したので報告する. 【対象】 対象は, 健常女性6名である. 年齢20.3±2.2歳, 身長158.2±4.2cm, 体重49.8±4.3kgであった. 【方法】 歩行条件は, 自然歩行, 及び歩行路に設定した20cm・40cm間隔のテープを踏み分けるようなwide base(wide20, wide40)での歩行である. 測定は, 3種類の歩行をBertec社製の床反力2基を備えた歩行路上にて3～5回試行した. 分析は, 床反力への接地が適切に行われた2回分を対象とした.
ISSN:0289-3770