各種ブリッジ能力と移乗, 移動能力の関係について
脳血管障害後の片麻痺患者は比較的急性期からベットサイドでの訓練が開始される. しかし身体的諸問題により早期から動作能力の判定を行うのは困難である. 今回我々は, 動作能力を簡便に判定する方法として, ベット上で行えるブリッジ動作を用いて各種のブリッジ能力と移乗, 移動能力との関係について検討したので報告する. 対象は当院にて入院, 外来通院中の脳卒中片麻痺患者29名(男性19名, 女性10名)である. 平均年齢65.7±8.0歳, 右片麻痺8名, 左片麻痺21名, 下肢ブルンストロームステージはII 2名, III 11名, IV 8名, V 5名, VI 3名であった. 高次脳機能障害や,...
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Published in | 理学療法学 Vol. 25; no. suppl-2; p. 564 |
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Main Authors | , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本理学療法士協会
1998
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ISSN | 0289-3770 |
Cover
Summary: | 脳血管障害後の片麻痺患者は比較的急性期からベットサイドでの訓練が開始される. しかし身体的諸問題により早期から動作能力の判定を行うのは困難である. 今回我々は, 動作能力を簡便に判定する方法として, ベット上で行えるブリッジ動作を用いて各種のブリッジ能力と移乗, 移動能力との関係について検討したので報告する. 対象は当院にて入院, 外来通院中の脳卒中片麻痺患者29名(男性19名, 女性10名)である. 平均年齢65.7±8.0歳, 右片麻痺8名, 左片麻痺21名, 下肢ブルンストロームステージはII 2名, III 11名, IV 8名, V 5名, VI 3名であった. 高次脳機能障害や, 重度感覚障害, 疼痛を有するものは今回の研究から除外した. |
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ISSN: | 0289-3770 |